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道具屋のコラム


リユースショップを名乗るわけ

〈道具屋〉は「リサイクルショップ」ではなく「リユースショップ」です。

「リサイクル」とは、役目を終えた製品を素材ごとに分別し資源化して、新たな製品のための原料にする一連の流れのことです。
 整備をしても再使用に耐えない製品を資源として有効利用できますが、運搬・処理のためさらに資源やエネルギーが使われることになります。

 一方「リユース」とは、不要となった製品を必要に応じて整備・清掃し、再使用に供することです。
 傷んだ部分のみ補修・交換すれば、より少ないエネルギーで再びその製品を使用できます。
 一般的にリサイクルショップと呼ばれる業種が「リサイクル」でなく「リユース」をしていることがわかると思います。

 そのままの状態や少々の整備で使用可能になるものを「リユース」でなく「リサイクル」していてはエネルギーの無駄になるといえます。

 当店が「リユースショップ」を名乗るのは以上の理由からです。
 価値がなくなってしまった製品であっても可能な限り整備・補修のうえ、本来の価値を取り戻して提供します。

 ただし直しに手間やコストがかかりすぎるものは、割に合いません。
 販売価格も上げなければならず、中古品であるメリットが薄れてしまいます。
 あまりに傷みがひどいものは本来のリサイクル業者さんにまかせます。
 しかしそうでない限りは極力「リユース」することで、廃棄や安易なリサイクルを少しでも減らしていきたい。
 それが〈道具屋〉の方針です。


2020年1月31日 記
(このコラムは『道具屋通信』創刊号の記事「道具屋のただしがき リサイクルとリユース」を改稿したものです)


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